

「ある場所に、子猫のように小さな猫が倒れている」
そんなご連絡をいただき、代表がすぐに現場へ向かいました。
人慣れしておらず、木陰に横たわっていたその子は、口元に置いたパウチを少しだけ口にするほど衰弱していました。
すぐに、いつもお世話になっている動物病院へ搬送しましたが、残念ながらその日の夜、静かにお空へ旅立ってしまいました。
この日は、以前ご報告した「きくちゃん」が旅立った日でもありました。
偶然にも同じ日に、2つの小さな命の灯火が消えてしまいました。
その子は、現れた時から子猫と見間違うほど小さな体だったと、餌やりさんはおっしゃっていました。
大寒波の後でもあり、すでにかなり弱っていたのだと思います。
外で生きる猫たちの生活は、とても過酷です。
ご飯をもらい、耳カット(不妊手術)をして地域で見守られていても、穏やかな生活が約束されているわけではありません。
毎日ご飯をもらえるとは限らず、また、様々な理由から突然餌場がなくなることすらよくあることです。
私たちが目にするのは、1日1〜2回、ご飯の時間のほんの数分だけ。
それ以外の長い時間を、暑さや寒さ、雨風の中で過ごしています。
こんな過酷な生活をする子を1匹でも減らすために、私たちは活動しています。
すでに手術をして地域で見守られている猫でも、
「いつもと様子が違う」と感じたときには、
せめて最期の時間だけでも、あたたかい場所で見守ることを考えていただけないでしょうか。
保護団体へすべてを任せるのではなく、
これまでお世話をしてきた方に見送ってもらえることも、その子にとってきっと大切な時間になると思います。
地域で暮らす猫たちが、
せめて最期の時は、あたたかく見守られますように。
小さな命が守られ、確かにそこに存在していたという証とともに。
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なお、今回は捕獲依頼料は頂いておりませんが、医療費の一部をご負担いただきました。
ご理解とご協力に感謝いたします。


