















5月11日から6月16日に実施したTNR活動のご報告です。
※捕獲日ではなく、手術日をTNR実施日として記載しています。
子猫シーズン真っ只中となったこの時期は、現場へ向かうたびに子猫に関するご相談が相次ぎました。
子猫と一緒にお母さん猫を保護できた現場もありましたが、地域で日頃から見守りやお世話をしてくださっている方がいる場合には、お母さん猫はそのまま地域で見守り、子猫のみを保護するという判断をした現場もありました。
一方で、すべての現場が良い結果につながるわけではありません。
ある現場では、カラスなどの天敵が多い環境で出産したお母さん猫と出会いました。
必死に子猫を守り続けたものの、残念ながら子猫たちはすべて命を落としてしまっていました。
私たちが現場に到着した時には、最後の子猫はすでに原形をとどめておらず、それでもお母さん猫は静かにそのそばへ寄り添っていました。
その姿からは、言葉では表せないほど深い悲しみが伝わってきました。
さらにお母さん猫の顔には大きな傷が残っており、子猫を守るために懸命に戦いながら生き抜いてきたことがうかがえました。
外で子育てをすることが、どれほど過酷で危険と隣り合わせなのかを改めて痛感した出来事でした。
また、このような悲しい出来事があった地域であるにも関わらず「手術はかわいそうだから」と捕獲には反対しながら、ご飯だけは与え続けている方がいらっしゃるケースがあります。
猫を思う気持ちは同じであっても、考え方の違いから活動へのご理解をいただくことが難しく、思うようにTNRを進められない現実も少なくありません。
なお、この現場では保護依頼者様と近隣の皆様より、亡くなった子猫の埋葬費として温かいご寄付を頂戴いたしました。
心より感謝申し上げます。
こうした悲しい現実を少しでも減らすためにも、子猫が生まれてからではなく、生まれる前にTNRを行うことの大切さを改めて強く感じています。
子猫の保護に追われる日々が続く中でも、その裏では新たな命が過酷な外の環境で生まれないよう、TNR活動も継続して行ってきました。
外で暮らす猫たちが少しでも安心して生きられる地域を目指して。
そして、悲しい命の連鎖を一つでも減らしていけるように。
これからも保護活動とTNR活動の両立を続けながら、一匹一匹の命と真摯に向き合ってまいります。
皆様の温かいご理解とご協力を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


